この記事では、スイッチやボタンが直接押せるスマートホーム製品「SwitchBot ボット」をレビューします。
- 物理ボタンを実際に押すロボットで、赤外線非対応の古い家電から壁スイッチ、ボタンまでスマート化
- 3Mの強力両面テープで貼るだけ、工事不要の簡単設置
- CR2リチウム電池で約600日駆動の長寿命設計
リモコンがなく、ボタンやスイッチを押して操作する家電をスマート化したい人におすすめの製品です!
SwitchBot ボットのメリット(優れたポイント)
まず、SwitchBot ボットの優れた点(メリット)をくわしく紹介。
物理スイッチやボタンをスマート化できる
SwitchBot ボットの最大の特徴は、リモコンでは対応できない物理的なスイッチやボタンを実際に押せること。
指型のロボットアームがメカニカルに動作し、家電のボタン、インターホン、コーヒーメーカー、壁の照明スイッチなど、押せるものなら何でもOK。

SwitchBot ボットのアームがスイッチを押すところ
「押すモード」と「スイッチモード」の2つの動作パターンを選択でき、押すモードは1回押すだけの動作(家電の電源ボタンなど)、スイッチモードはロッカースイッチのオン・オフ切り替え(壁の照明スイッチなど)に適用可能。
専用のフック付きシールを使用することで、引っ張り動作や長押し操作にも対応しています。

「押す」モードと「スイッチ」モード
工事不要、両面テープで貼るだけで設置可
SwitchBot ボットの設置はとても簡単。付属の3M製強力両面テープで貼り付けるだけです。
電気工事や専門知識はもちろん不要で、穴を開けたりしないので賃貸住宅でもOK。

SwitchBot ボットの貼り付け方
壁面のスイッチプレートや家電本体に直接貼り付け可能で、設置後すぐにスマートフォンアプリから設定・操作できます。
ボットヘルパーなどの設置補助パーツも付属しており、様々な形状のスイッチに対応。
予備の両面テープも同梱されているため、位置調整が必要な場合でも安心です。

SwitchBot ボットの同梱付属品
もし予備のテープもなくなってしまった場合は、ホームセンターやAmazonでも購入できる3M両面テープを買い足せばいいでしょう。
スケジュール設定が便利。ハブ連携すれば音声操作や外出先からの操作もできる
SwitchBot アプリに登録したボットは、スケジュール実行やタイマー操作が利用可能。
平日の朝7時にコーヒーメーカーを自動起動したり、夜23時に照明を自動消灯するなど、生活リズムに合わせた自動化も自由自在。

コーヒーメーカーにも貼れるSwitchBotボット
たとえば「30分後に扇風機をオフ」といった設定も簡単に行えます。
SwitchBot ハブシリーズと連携することで、スマートスピーカー(Amazon Alexa、Google Assistant、Siri Shortcuts)での音声操作も可能に。

SwitchBot ハブシリーズ

スマートスピーカー Amazon Echo Pop
「アレクサ、コーヒーメーカーをつけて」「OK Google、お風呂のスイッチを押して」といった自然な音声操作で、ハンズフリーでの家電制御が実現します。
外出先からの操作もできるので、帰宅前にあらかじめ家電などをオンにしておくことも可能。
SwitchBot ボットのデメリット(イマイチな点)
設置すると手動での操作がしにくくなる場合あり
SwitchBot ボットを設置すると、手動でのスイッチ・ボタン操作がややしづらくなります。
スイッチやボタンの横にドンとSwitchBot ボット本体がかぶさることになるので、よく使うスイッチだと邪魔に感じる場合も。

存在感のあるSwitchBot ボット
「スイッチモード」で設置した場合は、スイッチの上に両面テープを貼ることになるので、こちらもやや邪魔。
頻繁に操作するスイッチ・ボタンへの設置はよく考えてから決めた方がいいかもしれません。
押す頻度がそれほど多くなく、時間が決まっているようなスイッチ・ボタンのほうがSwitchBot ボット向き。
両面テープ設置のため、場所や角度をうまく調整する必要あり
両面テープでの固定という特性上、設置位置や角度の調整が重要。
位置や角度がずれているとうまくボタンが押せない場合があります。

貼り付け位置は慎重に決める必要あり
両面テープが強力なので、一度貼り付けてしまうと位置変更が難しい。
設置前に十分な位置確認と、マスキングテープでの仮止めテストなどを行っておくとよいでしょう。
接地面の強度が弱いと、カバーが外れるなどしてうまくいかない場合も
両面テープで支えながらロボットアームでボタンを押す形になるので、テープを貼った”土台”の部分がしっかりしていないとパーツが外れるなどしてしまう場合あり。
私が実際に壁スイッチにSwitchBot ボットを設置してみたところ、スイッチカバーが外れてしまい使用できませんでした。。。
(幸い元に戻すのも簡単だったので、被害はなし)
多くの家電では問題ないと思いますが、接地面の強度に不安がある場合にはご注意ください。
SwitchBot ボットのスペック表
製品名 | SwitchBot ボット |
---|---|
メーカー | SwitchBot(スイッチボット) |
公式製品ページ | SwitchBot ボット|スイッチ ボタンに適用 指ロボット – SwitchBot |
価格 | 4,180円(税込) |
型番 | SWITCHBOT-W-GH(ホワイト)/ SWITCHBOT-B-GH(ブラック) |
サイズ | 43×37×24mm |
重量 | 42g |
保証 | 1年 |
カラー | ホワイト、ブラック |
発売日 | 2016年11月(初代) |
材質 | プラスチック、ABS樹脂 |
対応OS | Android 5.0+、iOS 11.0+、watchOS 4.0+ |
動作環境 | 0°C~55°C / 20~85%RH |
電源 | CR2リチウム電池×1個(3V) |
バッテリー寿命 | 約600日(使用頻度による) |
Bluetooth | Bluetooth Low Energy (BLE) 4.2以上 |
Bluetooth通信範囲 | 見通し80m |
動作仕様 | 最大押下力:1.15kgf 最大圧力:8N 最大回転角:120° |
音声アシスタント対応 | Amazon Alexa Google Assistant Siri Shortcuts IFTTT、SmartThings LINE Clova(ハブ経由) |
付属品 | 本体 3M両面テープ 予備両面テープ ボットヘルパー 取扱説明書 |
SwitchBot ボットはこんな人におすすめ
SwitchBot ボットは、以下のような方に特におすすめです!
- リモコン非対応の古い家電をスマート化したい方:どんなに古い家電や特殊なスイッチでも、物理的に押すスイッチ・ボタンさえあれば確実にスマート化が可能
- コーヒーメーカーや扇風機など物理ボタン・スイッチのみの家電を自動化したい方:通常リモコンがついていない家電でも、SwitchBot ボットならリモートで動かせる
- SwitchBot製品をすでに使っている方:SwitchBot ボットも含めて同じアプリで一括管理できるのが便利
SwitchBot ボットをレビュー まとめ
物理ボタンやスイッチを操作できるSwitchBot ボットは、リモコン操作ができない家電でもネットにつないでスマート化できる便利なデバイス。
コーヒーメーカー、インターホン、扇風機、照明スイッチなどをスマート化してアプリで管理し、より快適な生活を送りましょう!
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