この記事では、Anker MagGo Wireless Charger (Stand)をくわしくレビューします。
比較的リーズナブルに手に入る、MagSafe対応の充電スタンド。
回転自由で、金庫を開けるときのようなカリカリ音が気持ちいい。
ただ、角度によっては勝手に回ってしまう難点があるので注意が必要。
「勝手に回る」デメリットがあるので万人には勧めづらいですが、それ以外の点は優秀なMagSafeスタンドです!
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)のメリット(優れたポイント)
まず、Anker MagGo Wireless Charger (Stand)の優れた点(メリット)をくわしく紹介。
iPhoneを最大15Wで充電可、Qi2・MagSafeに対応した充電スタンド
iPhoneのMagSafe機能に対応した充電スタンド、Anker MagGo Wireless Charger。
iPhoneに内蔵されているマグネットでくっつくので、位置がズレることなく確実に充電できる。
さらに、「Qi2」というワイヤレス充電規格にも対応しており、最大15Wでの充電が可能となっています。
前世代の「Qi」では最大7.5Wだったので、それに比べると2倍の充電スピード。
Qi2対応MagSafe充電スタンドの中では安価
Qi2規格に対応したMagSafe充電スタンドは他社からも販売されていますが、私が見た限りまともな(ある程度知名度のある)メーカー製の中ではAnker MagGo Wireless Charger (Stand)がいちばん安い3,990円。
他社のものは、4,000円代後半以上のものしか見当たりませんでした。(2025年2月現在)
360°回転自由でカリカリ音も気持ちいい。角度も70°の範囲で変えられる
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)の大きな特徴が、360°回転が自由なところ。
iPhoneをくっつけたまま回転させることができる上、カリカリという金庫を開けるときのような音がとても心地よい。
角度も真上〜正面70°の範囲で可変なので、好きな角度でiPhoneを充電したり、スタンド代わりに使うことができます。
真上に向ければ、基本なんでもワイヤレス充電可
真上に向けることも可能な、Anker MagGo Wireless Charger (Stand)。
真上向きであればMagSafe対応でなくても落ちることはないので、ワイヤレス充電対応のデバイスなら基本的になんでも充電できます。
試しに、ワイヤレス充電対応(MagSafe非対応)のワイヤレスイヤホンケースを充電してみました。まったく問題なし。
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)のデメリット(イマイチな点)
重心が少しでも偏ると勝手に回転してしまう
個人的にかなり致命的と言っていいAnker MagGo Wireless Charger (Stand)のデメリットが、ちょっとした重心の偏りで勝手に回転してしまう点。
正面寄りの角度でiPhoneを横向きに充電しようとすると、カメラ側の重さに引っ張られてカリカリ音を立てながら回転してしまいます。
回転の抵抗をもっと大きくするか、いっそ回転自由の仕様をやめてしまえばこんな不具合は起きなかったはずなんですが。。。正直言ってテストが甘いと思わざるを得ない。
角度をある程度上向きに調整すれば、重力の影響が減るので回転はさせなくて済みます。……が、製品の謎仕様のせいで好きな角度で使えないなんて納得がいかない。
接着剤を流し込んだりテープを貼るなどして回転を止めてもいいですが、それもうーん……という感じ。
かなりデカめのデメリットなので、それでも構わない(縦置きや寝かせた角度でしか使わない、など)人にしかすすめられません。
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)を他社製品と比較
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)を、他社のQi2対応MagSafe充電スタンドと比較してみます。
1つめは、UGREEN MagFlow Qi2 ワイヤレス充電器。
価格は7,390円と高めですが、しょっちゅう4,790円の値下げセールが開催されている様子。
Qi2・MagSafeに対応しているだけでなく、もう1つAirPodsが充電可能なワイヤレス充電ポートを搭載し、2台同時に充電が可能。
折りたたんで持ち運ぶこともできるらしい。
AirPodsユーザーや、持ち運んで充電したい人にはかなり魅力的な製品のように思います。
2つめは、BelkinのQi2/MagSafe対応ワイヤレス充電スタンド WIA008btWH。
スタンドとしてだけでなく折りたたんでパッド型にして使うことも可能。持ち運びもしやすそう。
価格は約7,000円ですが、よくセールで約5,000円になっているようです。
2製品ともAnker MagGo Wireless Charger (Stand)より高いですが、その分2台同時充電ができたり、折りたたんでパッド型として使えたりといった付加機能があるのが魅力。
”勝手な回転”さえ気にしなければAnkerがコスパは良さそうですが、機能の好みによってはこの2機種もじゅうぶん選択肢に入ってきそうです。
※この記事を書いていて興味が出てきたので、UGREEN MagFlowを買ってしまいました。後日レビュー予定
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)のスペック表
製品名 | Anker MagGo Wireless Charger (Stand) |
---|---|
型番 |
A25X1N21(ホワイト) A25X1N11(ブラック) |
メーカー | Anker |
価格 | 3,990円 |
入力 | 9V⎓2.5A |
出力 | 最大15W |
サイズ | 約152 × 90 × 90mm |
重量 | 約250g |
保証 |
24ヶ月 (Ankerで会員登録すると+6ヶ月) |
カラー |
ホワイト ブラック |
発売日 | 2024年9月16日 |
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)はこんな人におすすめ
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)は、コストパフォーマンスの良いMagSafe対応充電スタンドがほしい方におすすめ。
ただし、前述のとおり重心が少しでも偏ると勝手に回転する不具合があるので、使う人を選ぶというのが正直なところ。
(「回転自由」自体はいい仕様ですし、カリカリ音も気持ちいいだけに残念。。。)
「ある程度寝せた角度にする」「縦向きで充電する」といった対策をとることで、回転がしづらくなりほぼ普通に使えるとは思います。
以上、Anker MagGo Wireless Charger (Stand)の正直レビューでした。購入前の参考にどうぞ!