この記事では、SwitchBot ハブミニをレビューします。
- 5,000円台で買える、コスパ良好なスマートリモコン
- エアコン、テレビなど家中の赤外線リモコンを登録し、アプリで操作可能にしてくれる
- 軽量コンパクトで設置場所を選ばない。壁掛けも可
- 家電とスマートスピーカーをつなぐ、音声操作のハブとしても機能する
温度測定などの付加機能はないものの、家電を管理するスマートリモコンとしてのベーシックな機能は十分。
スマートホームでより快適な生活を送るために、まずチェックしておきたいガジェットです!
SwitchBot ハブミニのメリット(優れたポイント)
まず、SwitchBot ハブミニの優れた点(メリット)をくわしく紹介。
コストパフォーマンスの高い、ベーシックなスマートリモコン
SwitchBot ハブミニの最大の魅力は、5,000円台の手頃な価格でスマートリモコンとしての基本的な機能がすべて使えること。

SwitchBot ハブミニ
他メーカーの製品は高価だったり、安くても使い勝手に問題のあるものが多い。
そういう意味で、この価格でアプリや本体の使い勝手が旅行なSwitchBotハブミニは使い勝手が良いと言えるでしょう。
エアコン・テレビ・照明・扇風機など赤外線リモコン対応の家電を幅広くカバーし、対応可能な家電メーカー数4,877社、登録可能なリモコンの種類は21,363種、型番は83,934個という圧倒的な対応力も魅力。

SwitchBot ハブミニに登録したテレビのリモコン
初めてスマートリモコンを導入する方や、コストを抑えてスマート化したい方におすすめしやすい製品です。
軽量コンパクトで場所をとらず、設置場所を選ばない
65×65×20mm、重量わずか36gと非常に軽量でコンパクトなので、ちょっとしたスペースに設置しやすい(設置の自由度が高い)のもメリットのひとつ。
リビングの目立たない場所や寝室の隅など、インテリアをあまり邪魔することなく設置可能。「存在感」を気にすることなく使えます。

SwitchBot ハブミニ
背面には壁掛け用の穴も開いているので、画びょうやフック1つで簡単に壁掛け設置も可能。
両面テープも同梱されているため、動かないように固定したり、穴を開けられない賃貸住宅の壁に貼り付けることもできる。

裏には壁掛け用の穴がついている
給電はUSB-Cケーブルなので、ACアダプタやUSB充電器など電源の選択肢が広いのも嬉しいポイントです。
かんたん設定でテレビやエアコンなどの家電をアプリ操作可能に
SwitchBot ハブミニへのリモコンの登録は非常に簡単で、「リモコンのボタンをハブミニに向けて押す」だけ。
ほとんどのメーカーのリモコンであれば、スマートラーニング機能により自動的に判別して登録ができます。機械が苦手な方でも安心。

SwitchBot ハブミニのアプリ画面
赤外線コードデータベースは定期的に更新されるため、新しい家電にも継続的に対応。
古い家電でもデータベースから消されることは基本的にないので、たとえば15年前のテレビなども問題なく操作できます。

こんな古いテレビでもSwitchBotハブミニでリモコン操作できた
家中のリモコンを登録してスマホアプリに集約しておけば、「リモコンが見つからない」「電池切れで使えない」といった事態でも困りません。
家電をスマートスピーカー(音声アシスタント)とつなげる役割も
SwitchBot ハブミニは音声アシスタントのAmazon Alexa、Google Assistant、Siri Shortcutsに対応。
スマートスピーカーに音声で操作をたのむと、連携したSwitchBotハブミニが家電を動かしてくれます。

スマートスピーカー Amazon Echo Pop
「アレクサ、エアコンをつけて」「OK Google、テレビの音量を上げて」といった音声操作により、ハンズフリーでの家電コントロールが可能に。
たとえば就寝前や料理中など、手が離せない場面での音声操作が特に便利。
複数の家電を組み合わせたシーン設定も可能で、「おやすみ」と言うだけで照明・テレビ・エアコンを一括でオフにするなど、ライフスタイルに合わせたカスタマイズができます。
SwitchBot ハブミニのデメリット(イマイチな点)
温度センサーや本体ボタンなどの付加機能はなし
SwitchBot ハブミニは、基本的なスマートリモコン機能に特化した製品。
上位モデルのSwitchBot ハブ2やハブ3に搭載されている温湿度センサーや照度センサー、ボタンといった付加機能はなし。

SwitchBot ハブ2
【参考】SwitchBot ハブ2をレビュー!スマートリモコン+温度湿度計、スマートボタンもついてより使いやすい | エコーズガジェット

SwitchBot ハブ3
【参考】SwitchBot ハブ3をレビュー!本体ボタンで家電操作ができる、人感センサー搭載の次世代スマートリモコン
そのため、たとえば”測定した温度によって家電を動かす”ようなことはハブミニだけではできません。
ただし、別売りのSwitchBot 温湿度計などとと組み合わせること、温度・湿度をトリガーとした家電操作も可能になります。
上位モデルに比べて送信範囲がやや狭い
赤外線の送信範囲が最大10mと、上位モデルのハブ2(30m)などに比べると狭め。
一般的な家の部屋であればまず困ることはないですが、広いリビングや間取りによっては設置場所が縛られる可能性もあります。
SwitchBot ハブから遠く離れた家電を操作したい場合は、設置する位置をなるべく見通しの良い場所にしたり、上位モデルを検討するのも選択肢としてありかもしれません。
SwitchBot ハブシリーズ3製品を比較
SwitchBot ハブシリーズには、ハブミニも含めて3製品がラインナップされています。

左:SwitchBot ハブミニ
中:SwitchBot ハブ3
右:SwitchBot ハブ2
違いがよくわからない方のために、比較表を用意しておきました。参考にどうぞ。
製品名 |
SwitchBot ハブ3 |
SwitchBot ハブ2 |
SwitchBot ハブミニ |
---|---|---|---|
画像 |
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通常価格 | 16,980円 | 9,980円 |
5,480円(通常モデル) 6,180円(Matter対応) |
スマートリモコン | ◯ | ◯ | ◯ |
温湿度センサー 照度センサー |
◯ | ◯ | – |
人感センサー | ◯ | – | – |
カスタムボタン | 4つ | 2つ | – |
物理ボタン ・ダイヤル操作 |
◯ | – | – |
スマートアラート | ◯ | ◯ | – |
GPS連動 | ◯ | ◯ | ◯ |
シーン機能 (同時に複数操作) |
◯ | ◯ | ◯ |
Matter対応 | ◯ | ◯ | 対応モデルのみ |
Apple TV Fire TV Android TV 対応 |
◯ | – | – |
ディスプレイ表示 |
温度 湿度 天気予報 ロック状態 CO2 (※1) |
温度 湿度 |
– |
オートメーション |
スケジュール GPS 温湿度 照度 |
スケジュール GPS 温湿度 照度 |
スケジュール GPS |
対応サービス |
Amazon Alexa Googleアシスタント Siri IFTTT |
Amazon Alexa Googleアシスタント Siri IFTTT |
Amazon Alexa Googleアシスタント Siri IFTTT |
それぞれのハブ製品がどんな人におすすめか、まとめました。
- 家電リモコンを登録してアプリで操作可能にする「スマートリモコンとしての機能」のみで十分 → SwitchBot ハブミニ
- スマートリモコン機能に加えて温度・湿度の表示や測定、図った温湿度に応じたオートメーション機能も使いたい → SwitchBot ハブ2
- ハブ本体での家電操作がしたい、人感センサーやカスタムボタンを活用したい → SwitchBot ハブ3
SwitchBot ハブミニのスペック表
製品名 | SwitchBot ハブミニ |
---|---|
メーカー | SwitchBot(スイッチボット) |
公式製品ページ | SwitchBot ハブミニ|リモコンを一つにまとめるスマートリモコン – SwitchBot |
価格 | 5,980円(税込) |
型番 | W0202200-GH(初代)/ W0202205(Matter対応) |
サイズ | 65×65×20mm |
重量 | 36g |
保証 | 1年 |
カラー | ホワイト |
発売日 | 2019年7月(初代)/ 2024年1月26日(Matter対応) |
通信方式 | Wi-Fi 2.4GHz、Bluetooth |
赤外線送信範囲 | 最大10m |
Bluetooth通信範囲 | 最大120m(障害物なし) |
対応家電メーカー数 | 4,877社 |
登録可能リモコン種類 | 21,363種 |
対応型番数 | 83,934個 |
電源 | USB給電(5V/1A) |
音声アシスタント対応 | Alexa、Google Assistant、Siri、SmartThings |
Matter対応 | Matter対応版のみ対応 |
付属品 | 本体、USB-Aケーブル、両面テープ、取扱説明書 |
SwitchBot ハブミニはこんな人におすすめ
SwitchBot ハブミニは以下のような方に特におすすめ。
- スマートホーム初心者:約5,000円という手頃な価格で本格的なスマートリモコン体験が可能。設定・操作がかんたんなので、機械やアプリが苦手な方でも使いやすい
- コストパフォーマンスを重視する方:基本的なスマートリモコン機能は十分に備えつつ、上位モデルよりかなり安い価格設定は魅力的
- シンプルなスマートリモコン機能のみで十分な方:温度や湿度測定、物理ボタンなどの付加機能がいらないなら、ハブミニで十分
- SwitchBot製品でスマートホームを構築するつもりの方:ハブミニを起点として温湿度計、スマートプラグ、カーテン、スマートロックなど他のSwitchBot製品を導入していけば、統一されたエコシステムでより高度な自動化が実現可能
コストを抑えつつ家中の家電をスマホアプリで操作可能にする、SwitchBot ハブミニ。
スマートホーム化への第一歩として、とても優秀なガジェットです!
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