この記事では、Fire TV Stick 4Kをくわしくレビューします。
テレビに差し込んでネットにつなぐだけで動画コンテンツが楽しめる、Fire TV Stickの中位モデル。
エントリーモデルのFire TV Stick HDに比べ、メモリが倍になりより動きが軽快になっているほか、4K映像も楽しめる。Wi-Fi 6にも対応。
コンパクトなので、他のテレビやモニター、旅先などに持っていくのもラク。
SpotifyやAmazon Musicといった音楽配信サービスの再生も可能。
徐々に増えてきている4K配信コンテンツを視聴したいなら、まずチェックしておくべき製品です!
Fire TV Stick 4Kのメリット(優れたポイント)
まず、Fire TV Stick 4Kの優れた点(メリット)をくわしく紹介。
テレビやモニターに差し込み、ネットにつなぐだけで動画コンテンツが見られる
Fire TV Stick 4Kは、他のFire TV StickとおなじくテレビやモニターのHDMIポートに差し込んでネットに接続するだけで動画が見られる手軽さが大きな特徴。
ネット非対応の古いテレビでも、HDMIポートさえあればYouTubeやAmazonプライムビデオ、TVerなどの動画コンテンツが楽しめます。
主要な動画配信サービスには対応しているので、まず困ることはないでしょう。
- YouTube
- Amazonプライムビデオ
- Netflix
- ABEMA
- U-NEXT
- TVer
- Hulu
- WOWOWオンデマンド
- Disney+(ディスニープラス)
- DAZN
- DMM TV
など
Fire TV Stick HDに比べてメモリが倍で動きが軽い。4Kコンテンツも視聴可
Fire TV Stickシリーズの最安モデル「Fire TV Stick HD」との大きな違いは2つ。
まず1つは、製品名にもなっている4K画質のムービーが視聴可能なこと。
現時点(2025年4月)ではまだそれほどコンテンツが揃っていませんが、今後増えてくると予想される4KコンテンツもFire TV Stick 4Kなら問題なく見られます。
(Fire TV Stick HDで視聴できるのは1080p画質まで)
実際に4KコンテンツをFire TV Stick 4KとHDで見比べてみたところ、違いは歴然。


小さいテレビやモニターならそれほど目立ちませんが、大画面のテレビであるほどかなり変わってきます。
もう1つは、メモリを倍の2GB搭載していること。
(Fire TV Stick HDは1GB)
メモリはざっくり言うと”作業スペース”のようなもので、これが大きいほど多くの処理を高速にこなせます。
軽量コンパクトで持ち運びもかんたん
その名の通り、スティック型をしたFire TV Stick 4K。
本体43.5g、リモコン45gと軽くてコンパクトなので、家の中での移動はもちろん旅行や出張に持っていくのもかんたん。
出張先のホテルで映画を楽しんだり、旅先の旅館で手持ちぶさたにならないよう適当な動画を流したり。
ネットと電源さえあれば、場所を問わずに活躍してくれるデバイスです。
音楽配信サービスも流せる
他のFire TV Stickシリーズと同じく、Fire TV Stick 4KではSpotifyやAmazonミュージックなどの音楽配信サービスも流せる。
家事や仕事などで動画を観る時間はなくても、テレビを音楽プレイヤー代わりにして楽しめます。
音質はテレビのスピーカーに依存するので、もっといい音で聴きたい場合はBluetoothスピーカーなどを使うのがおすすめ。
Fire TV Stick 4Kのデメリット(イマイチな点)
Fire TV Stick HDより3,000円高い
Fire TV Stick 4Kは、下位モデルのFire TV Stick HDより3,000円高い9,980円。
前述のとおり「4Kコンテンツ視聴可」「メモリが2倍の2GB」という特徴はあるものの、3,000円の価格差に見合うかどうかは評価が分かれるところでしょう。

上:Fire TV Stick 4K
下:Fire TV Stick HD
自分の用途やFire TV Stickを差し込む使用予定のテレビ(モニター)、懐具合などを考えてどちらを選ぶか考えるのがよさそうです。
Fire TV Stick 4Kを他の製品と比較
Fire TV Stickシリーズの他機種と比較
3機種あるFire TV Stickシリーズでは中間に位置する、Fire TV Stick 4K。
下位モデルはFire TV Stick HD(6,980円)、上位モデルはシリーズでもっとも性能の高いFire TV Stick 4K Max(12,980円)。
スティック状でHDMIポートに差し込むだけで動画コンテンツが楽しめる、という特徴は3モデルとも同じ。
あとは価格、4Kコンテンツの視聴可否、よりキビキビ動くかどうか……といった要素で比較してみてください。
参考までに、Fire TV Stick 3機種の比較表を掲載しておきます。
Fire TV Stick HD | Fire TV Stick 4K | Fire TV Stick 4K Max | |
---|---|---|---|
画像 | ![]() |
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定価 | 6,980円 | 9,980円 | 12,980円 |
Wi-Fi /イーサネット |
Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E |
映像出力 | 1080p | 4K | 4K |
ストレージ | 8GB | 8GB | 16GB |
メモリ | 1GB | 2GB | 2GB |
プロセッサ | クアッドコア1.7GHz | クアッドコア1.7GHz | クアッドコア2.0GHz |
Google Streamerと比較
長らくGoogleの映像配信デバイスとして販売されてきたChromecastに取って代わり、2024年9月に発売されたのがGoogle TV Streamer。
価格は16,000円とFire TV Stick 4Kと比べても高い。
4K視聴可能なほか、ストレージが32GBと大きめ。
デザインがすっきりしていてスタイリッシュなのも特徴。
Fire TV Stickシリーズに比べるとやや価格が高めな印象は正直ありますが、デザインが気に入ったり自宅をGoogleデバイスでそろえているユーザーならこっちの方がいいかも。
Apple TV 4Kと比較
Apple TVも、Fire TV Stickの競合になり得る映像ストリーミングデバイス。
2025年現在選べるのはApple TV 4Kのみで、Wi-Fi&64GBモデルが19,800円。
Wi-Fi+イーサネット(有線LAN接続)&128GBモデルが23,800円。
Fire TV StickやGoogle Streamerよりもさらに価格は高め。
iPhoneやiPadをかんたんにミラーリングできたり、テレビでFacetime通話ができたりと、おもにiPhoneやiPadなどApple製品を使っているユーザーなら、それでもメリットがありそう。
お金を出してでもApple製品にこだわりたい方向け。

Apple TV 4K
Fire TV Stick 4Kのスペック表
製品名 | Fire TV Stick 4K |
---|---|
メーカー | Amazon |
公式製品ページ | Amazon Fire TV Stick 4K |
価格 | 9,980円 |
世代 | 第2世代 |
サイズ | 99 x 30 x 14mm |
重量 | 43.5 |
プロセッサ | クアッドコア 1.7GHz |
GPU | 650MHz |
ストレージ (保存容量) |
8GB |
メモリ | 2GB DDR4 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 |
映像出力 |
2160p(4K)、1080p 720p、最大60fps |
保証 | 1年 |
Fire TV Stick 4Kはこんな人におすすめ
Fire TV Stick 4Kは、4K対応のモニターやテレビで動画コンテンツを楽しみたいユーザーにおすすめ。
これからさらに増えると予想される4K画質のコンテンツをしっかり楽しめます。
Google StreamerやApple TV 4Kといった他社の4Kストリーミングデバイスに比べ、コストパフォーマンスが高いのもおすすめポイントです!