この記事では、オウルテックの巻き取り式USB-Cケーブル「katamaki(カタマキ)」をくわしくレビューします。
巻き取り式でコンパクトに収まるので、かさばらず収納や持ち運びがしやすい。
従来モデルの両引きとは違う片引き(片方だけが伸びる)タイプなので、リール部分が邪魔にならずカチカチ音もほとんどない。
負担を軽減する構造で、屈曲15,000回・巻き取り5,000回試験をクリア。巻き取り式の弱点である耐久性もアップしています。
普段使いにも持ち運び用にも便利で、ひとつ持っておくと大変重宝する製品です!
katamakiのメリット(優れたポイント)
まず、katamakiの優れた点(メリット)をくわしく紹介。
コンパクトに収納できてかさばらない。使うときだけ引き出せる便利さ
巻き取り式の充電ケーブルであるkatamakiは、なんといっても使わないときにコンパクトに収納できるのが一番のメリット。
ケーブルが手のひらサイズの円形リールに全部おさまり、持ち運びもラク。
使いたいときは引き出すだけで、最大約90cmにまで伸ばして使えます。
(実測値はケーブルの端から端まで約88cm程度でした)
通常のケーブルは、使わないときや長さが余ったときにかさばって邪魔になるのがネック。
この通常ケーブルの欠点を解消したのが、katamaki含む巻き取り式ケーブルです。
片方だけが伸びる片引きタイプで、リールが邪魔にならずカチカチ音も小さい
これまでの巻き取り式は両端が伸びる両引きタイプで、
「ケーブルの真ん中にリールがきて邪魔」
「カチカチと音がする」
「カチカチ部分が壊れやすい」
この3つが特徴としてありました。(私もずっと使ってきたのでよくわかります)

両引きタイプの巻き取り式ケーブル
↑こちらの両引きタイプの巻き取り式ケーブルは、数年使って断線はしていないもののカチカチ機構が壊れて伸ばせなくなってしまいました。。
katamakiは片方の端だけが伸びる片引きタイプのため、両引きタイプにありがちな上記のデメリットがない。
リールは片方に固定されているので邪魔にならないし、カチカチ音もほとんどない。
最初のモデルを使い始めて2年経ちますが、現在のところ壊れてもいません。
耐久性も高く、屈曲15,000回・巻き取り5,000回試験をクリア
一般的な巻き取り式ケーブルの最大のデメリットが、壊れたり断線しやすいこと。
コードをリールに巻き付けたり伸ばしたりすること、またケーブル自体も巻き取るためにあまり太くできないことが原因としてあるのでしょう。
katamakiは、巻き取り式の宿命ともいえるこの欠点を解消すべく耐久性をアップさせており、折り曲げ15,000回・巻き取り5,000回の試験をクリアしたとのこと。
「断線しやすいから」という理由で巻き取り式を使っていない(あるいは利用をやめた)ユーザーも多数いるでしょうから、耐久性の向上は嬉しいポイント。
katamakiのデメリット(イマイチな点)
ケーブルは長くないので、電源が遠い場合には使いづらい
katamakiは、前モデル(約75cm)より長い最大約90cmまで伸ばすことが可能。
通常のデスクやテーブル、会議室等であればほぼ困ることはないでしょう。
ただ、「約90cm」は電源が遠い場合も考えると十分とはいえない長さ。
たとえば始めて訪問する場所など、電源との距離が離れている可能性があるときには念のため別途長めのケーブルを持っていく方が無難かもしれません。
USBに挿しっぱなしの使い方だと、少し垂れ下がてしまう
katamakiは、前述のとおり片方の端だけが伸びるのが特徴。
なのでもう片方の側は固定されているんですが、中途半端に長さがあるので垂れ下がるんですよね。
たとえばUSB充電器に固定して使いたいときなど、イマイチ見た目がよくない。
もう片方の側が伸びてくれたら嬉しかったなあと正直思います。
katamakiを他社製品と比較
片引きタイプの巻き取り式ケーブル「katamaki」を、近い機能を持つ他の製品と比較してみます。
1つめは、同じオウルテックが販売している両引き巻き取りタイプのケーブル。
1.2mとkatamakiより少し長く、価格も1,780円と少し安い。
一方で、前述のとおり両引きタイプならではの「壊れやすい」「リールがケーブルの真ん中にきて邪魔」「カチカチ音がする」といったデメリットも。
価格と機能をkatamakiと比べてみて、どちらにするかを考えたいところです。
2つめは、Baseus(ベースアス)というメーカーの巻き取り式ケーブル。
こちらも両引きタイプの充電ケーブルですが、最大100Wまで対応しており写真を見る限り質感もなかなか良さそう。
価格は2,180円で、katamakiと同じくらい。
両引きではあるもののクオリティが高そうですし、個人的にも使ってみたくなるデザインの製品です。
さいごの3つめは、以前レビューしたCIOのスパイラルケーブル。
巻き取り式ではなく、ケーブルに内蔵したマグネットでクルクルとまとまるのがこのスパイラルケーブル。
巻き取り式ケーブルのようにバネの力でシュッと戻ることはないので、ある程度手動でまとめる必要がある。
一方で、リールや巻き取り機構が存在しないので壊れることはなく、断線もしにくい。
私も使っていますが、katamakiと甲乙つけがたく便利です。価格も1,980円なのでだいたい同じくらい。
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katamakiのスペック表
製品名 | katamaki(カタマキ) |
---|---|
型番 | OEC-CBKRPCC90 |
メーカー | オウルテック |
公式製品ページ | 片引き巻取り式 katamaki | 株式会社オウルテック |
価格 | 2,398円 |
対応出力 |
最大60W(20V/3A) USB PD対応 |
転送速度 | 最大480Mbps |
長さ | 約90cm |
保証 | 1年間 |
カラー |
アッシュブルー オリーブグリーン サンドベージュ ブラック ホワイト |
発売日 | 2023年10月25日 |
katamakiはこんな人におすすめ
katamaki(カタマキ)は、巻き取り式の充電ケーブルがほしい人はもちろん、これまでの巻き取り式に不満をもっていたユーザーにもおすすめ。
「断線したり壊れやすい」「リールが邪魔」といったよくある問題に対策がされているので、今度こそ気に入る可能性が大いにあります。
使わないときはコンパクトでスッキリ、使いたいときだけ伸ばせるのはとても便利。
通常のケーブルや従来の巻き取り式ケーブルに使いづらさを感じている方は、ぜひ試してみてほしい製品です!