この記事では、Amazonの映像ストリーミングデバイス・Fire TV Stick HDをくわしくレビューします。
テレビやモニターのHDMIに差し込んでネットに接続するだけで、YouTubeやAmazonプライムビデオなどの動画コンテンツがかんたんに楽しめる。
定価で6,980円と他社のストリーミングデバイスに比べてかなり安く、セールでさらに割引されることもある。
動画だけでなく、Spotifyなど音楽サービスの再生も可能。
非常にコンパクトなので、持ち運んで旅先などで使うのもラク。
ネット機能のないテレビやディスプレイで動画コンテンツを視聴したいなら真っ先に候補に上がる、Amazon製品の中でも屈指の人気デバイスです!
Fire TV Stick HDのメリット(優れたポイント)
まず、Fire TV Stick HDの優れた点(メリット)をくわしく紹介。
HDMIに差し込んでネットにつなぐだけで、手軽に動画コンテンツが楽しめる
Fire TV Stick HDは、テレビやモニターのHDMI端子に差し込んでネットにつなぐだけで手軽に動画コンテンツが楽しめるデバイス。
Wi-Fi環境とHDMIポートさえあれば、どんな古いテレビやモニターでも問題ありません。
ほとんどの有名どころは視聴可能ですが、たとえば以下の配信サービスなら視聴できます。
※Netflixなど有料コンテンツは事前にサブスク購入が必要
- YouTube
- Amazonプライムビデオ
- Netflix
- ABEMA
- U-NEXT
- TVer
- Hulu
- WOWOWオンデマンド
- Disney+(ディスニープラス)
- DAZN
- DMM TV
など
ためしにメルカリで2千円で買った10年以上前のテレビにつないでみましたが、問題なく動画が楽しめました。
ネット接続機能をもたない昔のテレビを使いたいときは、Fire TV Stick HDを差し込んで動画を視聴できるようにするのが最適解ですね。
6,980円と比較的リーズナブル。セールでさらに安くなる場合も
Fire TV Stick HDは、定価6,980円とこの手のストリーミングデバイスの中ではかなり安い。
(Amazonセールでさらに安くなる場合も)
たとえば、Googleのストリーミング端末「Google TV Streamer」は16,000円。(ただし解像度3840×2160の4K映像を視聴可能)
以前はChromecastという比較的手を出しやすい製品もあったんですが、販売終了となってしまいました。
同じくAppleのストリーミングデバイス・Apple TV 4Kは19,800円から。
こちらも4K映像が見られるメリットはあるものの、価格が高めなのがネック。
Fire TV Stick HDはHD画質(1920×1080)までしか視聴できませんが、2025年現在ほとんどの映像コンテンツはHD画質でしか配信されていないのでほとんど問題なし。
6,980円という低価格で動画コンテンツを楽しめるまともな端末は、現状Fire TV Stick HDしかありません。
動画だけでなくSpotifyやAmazonミュージックなど音楽も聴ける
Fire TV Stick HDでは、動画コンテンツだけでなく音楽配信サービスも聴けます。
たとえばSpotify、Amazon Musicが利用可能。自分が使っている音楽サービスがFire TV Stickで使えるかどうか、事前にチェックしておくといいでしょう。
音質はテレビのスピーカーに依存するので、もっといい音で聴きたい場合はBluetoothスピーカーなどを使うのがおすすめ。
非常にコンパクトで軽いので、持ち運ぶのもかんたん
その名の通り、スティックのような形をしたFire TV Stick HD。
とてもコンパクト(86 x 30 x 13mm)で軽い(32g)ので、持ち運ぶのもとてもかんたん。
たとえば旅先や出張先のテレビで使いたい場合など、気軽に持ち運んで動画コンテンツが楽しめます。
Fire TV Stick HDのデメリット(イマイチな点)
ここまでメリットを紹介してきましたが、逆にFire TV Stick HDのデメリット(イマイチな点)について考えてみましょう。
4K映像には非対応
HD画質(1080p、1920×1080)に対応した、Fire TV Stick HD。
2025年現在、ほとんどの配信コンテンツは最大1080pなので、まず困ることはないはず。
ただ、4K画質(3840×2160)に非対応なのは事実。
今後配信される4K映像コンテンツが、4K画質で視聴できないのは知っておくべきでしょう。
すぐに買うかセールを待つか、買いどきが難しい
通常時の価格が6,980円の、Fire TV Stick HD。
この価格でも他社のストリーミングデバイスに比べれば安いんですが、Fire TV Stick HDはAmazonセールの目玉としてよくセール対象になるんですよね。
たとえばこの記事を書いている2025年3月21時点では、6,980→4,880円のセール中(4/1まで)。
セールでなくても思い立ったときにすぐ買うか、セールで安くなるのを待つか。悩ましいところです。
Fire TV Stick HDを他の製品と比較
Fire TV Stick HDを、近い機能をもつ他のストリーミングデバイスと比較してみましょう。
Fire TV Stickシリーズの他機種と比較
3機種あるFire TV Stickシリーズの中でも、もっとも低価格なFire TV Stick HD。
上位機種として、4K映像に対応したFire TV Stick 4K(9,980円)、シリーズでもっとも性能の高いFire TV Stick 4K Max(12,980円)があります。
使い勝手はほぼ変わらないので、あとは4K映像が観たいか、より高性能でテキパキ動くものを使いたいかどうか。
参考までに、Fire TV Stick 3機種の比較表を掲載しておきます。
Fire TV Stick HD | Fire TV Stick 4K | Fire TV Stick 4K Max | |
---|---|---|---|
画像 | ![]() |
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定価 | 6,980円 | 9,980円 | 12,980円 |
Wi-Fi /イーサネット |
Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E |
映像出力 | 1080p | 4K | 4K |
ストレージ | 8GB | 8GB | 16GB |
メモリ | 1GB | 2GB | 2GB |
プロセッサ | クアッドコア1.7GHz | クアッドコア1.7GHz | クアッドコア2.0GHz |
Google Streamerと比較
長らくGoogleの映像配信デバイスとして販売されてきたChromecastに取って代わり、2024年9月に発売されたのがGoogle TV Streamer。
価格は16,000円とFire TV Stickに比べると高価ですが、4K視聴可能、ストレージ32GBなど性能が高いほか、デザインがすっきりしていてスタイリッシュ(個人的感想)。
個人的にはFire TV Stick HDのほうがコストパフォーマンスが高いとは思いますが、価格と性能を見比べつつ選ぶといいでしょう。
Apple TV 4Kと比較
Appleの映像ストリーミングデバイス、Apple TV。
2025年現在選べるのは、Apple TV 4Kのみとなっています。Wi-Fi&64GBモデルが19,800円、Wi-Fi+イーサネット(有線LAN接続)&128GBモデルが23,800円となっています。
iPhoneやiPadをかんたんにミラーリングできたり、テレビでFacetime通話ができたりと、おもにiPhoneやiPadなどApple製品を使っているユーザーならメリットがあるかもしれません。
価格はちょっと高めなので、お金を出してでもApple製品にこだわりたい方用ですね。

Apple TV 4K
Fire TV Stick HDのスペック表
製品名 | Fire TV Stick HD |
---|---|
メーカー | Amazon |
公式製品ページ | Amazon Fire TV Stick HD |
価格 | 6,980円 |
サイズ | 86 x 30 x 13mm |
重量 | 32.0g |
プロセッサ | クアッドコア 1.7GHz |
GPU | IMG GE8300 |
ストレージ (保存容量) |
8GB |
メモリ | 1GB DDR4 |
映像出力 |
1080p、720p 最大60fps |
保証 | 1年 |
Fire TV Stick HDはこんな人におすすめ
Fire TV Stick HDは、ネット非対応のテレビやモニターで映像コンテンツを楽しみたいユーザーすべてにおすすめ。
4K映像が見られないデメリットはあるものの、現状ほとんどのコンテンツは1080pなのでその点が問題になることはほぼなし。
他社のストリーミングデバイスに比べてコストパフォーマンスも高く、おすすめ度が非常に高い製品です!