この記事では、Anker PowerCore Fusion 5000をくわしくレビューします。
コンセントつきモバイルバッテリーの草分けであり、USB充電器としても使える1台2役。
USB-Aポートを2つ搭載。USB-Aタイプの充電ケーブルを多く持っている人には特に使いやすい。
コンセントだけでなくmicroUSBでも内蔵モバイルバッテリーを充電可能。
3,590円と、コンセントつきモバイルバッテリーとしてはかなり安い。
少し古い型ではあるものの、まだまだ現役で使えるロングセラーのコンセントつきモバイルバッテリーです!
Anker PowerCore Fusion 5000のメリット(優れたポイント)
まず、Anker PowerCore Fusion 5000の優れた点(メリット)をくわしく紹介。
コンセントつきモバイルバッテリーのロングセラー。USB充電器との1台2役
Anker PowerCore Fusion 5000は、コンセントつきモバイルバッテリーの先駆者たる存在。
今でこそコンセントつきの製品も数多くありますが、2016年に発売された当時はこの手の製品はほとんどありませんでした。
持ち歩くときはモバイルバッテリー、宿や自宅に着いたらUSB充電器として使える1台2役で、旅や出張の荷物がひとつ減らせる。
変化の多いこの業界で、発売されて9年近く経つにもかかわらず未だに販売されているロングセラー。
これだけ売れているということは、価格・性能に今でも十分な魅力がある製品ということでしょう。
USB-Aポート2つで最大2台同時充電。バッテリーへの給電はmicroUSBも可
USB-Aポートを2つ備えた、Anker PowerCore Fusion 5000。
USB-C対応の製品が増える中、いまでもUSB-Aタイプの充電ケーブルを多く持っている人には心強い。
最大2台のデバイスに同時充電も可能です。
3,590円とコンセントつきモバイルバッテリーとしては安め
Anker PowerCore Fusion 5000の価格は、3,590円。
Amazonでさがしてみるとわかりますが、この価格帯でコンセントつきモバイルバッテリーはほとんどない。
(あっても怪しい中国系コピー製品ばかり)
信頼性の高いAnker製でこの価格、コストパフォーマンスが非常に高いと言っていいと思います。
ポート数や容量などの機能に満足できるなら、選ぶ価値は十分。
Anker PowerCore Fusion 5000のデメリット(イマイチな点)
容量は5,000mAhと小さめ、充電スピードも速くはない
モバイルバッテリーには多くの種類がありますが、現在の主流は10000mAh(iPhone 16を約2回分充電可能)。
Anker PowerCore 5000の「5000mAh」はあまり大きいとはいえない容量。コンセントのないモバイルバッテリーであれば、超小型のものもあるくらいです。
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また、最大出力も15Wと近年のモバイルバッテリーの中では弱めなので、充電スピードもそれほど速くはありません。
USB-C非対応、microUSBも2025年現在はかなり古い
Anker PowerCore Fusion 5000は、最近の主流であるUSB-Cタイプには非対応。
コンセントとmicroUSBの2つのバッテリー充電方法がありますが、microUSBは現行デバイスではほぼ使われていない古い型です。
「出力(他デバイスへの充電)はUSB-A×2」「入力(バッテリーへの充電)はコンセントプラグとmicroUSB」これで問題ないかどうか、購入前にかならずご確認ください。
Anker PowerCore Fusion 5000を他の製品と比較
Anker PowerCore Fusion 5000を、近い機能をもつ他の製品と比較してみました。
まずは、同じAnkerの容量が大きいバージョン、Anker PowerCore Fusion 10000。
PowerCore Fusion 5000と比べると容量が倍、価格はプラス2,400円の5,990円、サイズもひとまわり大きい。
この製品を使うシチュエーションを思い浮かべて、どちらが用途に合っているかで選ぶと良さそうです。
Anker PowerCore Fusion 10000をレビュー!コンセント一体型、モバブ&USB充電器の1台2役
エレコムのコンセント一体型モバイルバッテリー・DE-AC06-5000BKは、容量5000mAh・USB-Aポート×2を備えておりPowerCore Fusion 5000とほぼ同じ機能をもつ製品。
ただ、PowerCore Fusion 5000に比べて価格が3,781円と約200円ほど高い上に、最大出力12Wと低め。
あえてこちらを選ぶ理由はあまりなさそうです。
2025年現在、Ankerのコンセントつきモバイルバッテリーの主力製品のひとつがAnker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)。
最大30Wの高出力、スティック型でコンパクトなのが大きな特長。
一方で価格が5,490円とPowerCore Fusion 5000(3,590円)に比べると高めで、他デバイスを充電できるのはUSB-Cポート1つのみ。
価格差・サイズ差・搭載ポートの違いがあるので、ユーザーによってどちらを選ぶかは分かれそうです。
【管理人の意見】ぶっちゃけ型が古い。けどコスパとUSB-Aで選ぶならアリ
2016年発売の製品なので、microUSB使ってたりスペックのわりに大きめだったりと正直言って古さは感じます。
ただ、3,590円という価格はコンセント付きモバイルバッテリーとしてかなり安いし、いまどきUSB-Aポートを2個備えた製品もそうそうない。
USB-Aポート2つを活用したい、コスパ重視のユーザーであればいまでも選択肢としてアリだと思います。
Anker PowerCore Fusion 5000のスペック表
製品名 | Anker PowerCore Fusion 5000 |
---|---|
メーカー | Anker |
価格 | 3,590円 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
入出力ポート |
入力:microUSBポート 出力:USB-Aポート×2 |
入力 |
【AC使用時】100-240V=0.5A 【Micro USB使用時】5V=2.1A |
出力 |
【AC使用時】5V=2.1A (各ポート最大2.1A) 【モバイルバッテリー使用時】5V=3A (各ポート最大3A) |
最大出力 | 15W |
サイズ | 約72 x 70 x 31mm |
重量 | 約189g |
保証 |
18ヶ月 (会員登録すれば最大24ヶ月) |
カラー |
ブラック ホワイト |
発売日 | 2016年8月29日 |
Anker PowerCore Fusion 5000はこんな人におすすめ
Anker PowerCore Fusion 5000は、「1台2役のコンセントつきモバイルバッテリー」かつ「容量少なくていいからなるべく安く、USB-Aポートで充電できるものがほしい」ユーザーには特におすすめ。
2025年現在のわたしはUSB-Cポート搭載のものを使っていますが、このPowerCore Fusion 5000には5年ほどの長いあいだお世話になりました。
長く売れているだけある、Ankerのロングセラー製品です!